2018年劇場鑑賞作品
今年は劇場鑑賞91本を絵にしてみた。
今年ベストを敢えてあげるとしたら
"山中傳奇"(4kデジタル修復・完全全長版 79年台湾・香港)
まだ、K's Cinemaで上映中。
見た目の印象以上に驚きがあるよ。
キンフー監督作品は去年同じくリバイバルで「侠女」が最高だったのだけど、それを上回るほど素晴らしい作品。
とても丁寧な作りで妥協ない完成度、そして、トリップ感。
昨今、映画のテンポや省略的表現が加速する娯楽作品が多い中、じっくりシンプルなことを魅せることによる、映画的なリアリティを感じる贅沢な時間を過ごせる。
もうね、これは劇場でみないと分からないよさですよ。
スクリーンに向き合い、それのみに集中できることは家で見るのと全く違う。
あらためて劇場で映画をみるよさを実感。
とはいえ、このところNetflixをみる比率が上がってきてるし、劇場見逃し作品が多かったですな。
Netflixといえば"ホーンティング オブ ザ ヒルハウス "はとてもいいドラマだった。
あと、最近のだとアルフォンソ・キュアロンの"Rome"はよかった。これは劇場のスクリーンでみたい。
で、話を戻すと
劇場鑑賞作品で今年のベスト並みに好きな作品は
"アイ・トーニャ"
"スリービルボード"
"フロリダ・プロジェクト"
"1987"
その他まだまだあるけど…
ドキュメンタリーでは
"世界で一番ゴッホを描いた男"
とてもよかった。
夢が叶うことは現実に向き合うことでもあり、そこから如何に生きて行くのか、表現するヒトの衝動や意識のあり方に大いに心を揺さぶられた。
あと、文芸座での梶芽衣子特集はとてもよかった。かっこいい!
ということで各作品率直な感想添えときます。
"キングスマン・ゴールデン・サークル"
(原題:Kingsman :the Golden circle)
安心のバイオレンスでスリルなく退屈。
ジュリアン・ムーアの微妙な怪演はよかった。
"ブリムストーン"
原題:Brimstone
"殺人者の記憶法"
原題: 살인자의 기억법
認知症の設定と主人公の本質的な人間性をどう描くか。そこがいい。
"デトロイト"
原題:DETORIT
悲惨な話をフィクション交え盛りすぎのように思える。
原題:THREE BILLBOARDS OUTSIDE EBBING, MISSOURI
お母さんの行動にヒヤヒヤする。
"悪女"(原題:악녀)
中盤のメロドラマがたるくて残念。
"ローズ秘密の頁"
原題:THE SECRET SCRIPTURE
ご都合すぎて脱力
"レディガイ"
原題:THE ASSIGNMENT
ミシェルロドリゲスは好き。
シガニー・Wもでてた。
けど、つまらなすぎ
"ベロニカとの記憶"
原題:THE SENSE OF AN ENDING
ノスタルジーに対するアンチテーゼ
"ゆれる人魚"
原題:CORKI DANCINGU/THE LURE
とても、魚の生臭さがしてくる作品。
"ブラック・パンサー"
原題:BLACK PANTHER
安定のクラシックな物語をうまく現代にアプデートしてる
原題:THE 15:17 TO PARIS
素人感満載のつまらないヨーロッパ旅が絶妙。とても効果的。
"獄友"
尊厳を持ち生きるという普遍的な動機の縮図をみせられた。本当の意味での楽観的な生き方とはこういうことではと思ってしまう。絶望でないところに目を向け闘う獄友達の姿が熱く心に突き刺さる。
"デビッド・リンチ アートライフ"
原題:DAVID LYNCH: THE ART LIFE
ブルーベルベットのあの演出は彼のこの体験から来たのか!
原題:THE SHAPE OF WATER
猫を食い殺すとこがあっさり過ぎる。
仕方ないにせよ、飼い主はもっと悲しいんじゃないか?
マイケル・シャノンはとてもいい役者だと思う。
"ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書"
原題:THE POST
サクッとこういう作品が作れるとこが素晴らしい、スピルバーグ。
新聞のアナログ描写がいい。
"リメンバー・ミー"
原題:COCO
色がいいね。
"しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス"
原題:MAUDIE
サリー・ホーキンスとイーサン・ホークの演技やバランスがちょうどよい!
"ジュマンジ /ウェルカム・トゥ・ジャングル
原題:JUMANJI: WELCOME TO THE JUNGLE
ジャック・ブラックは巧いね。
"タクシー運転手 ~約束は海を越えて~"
原題:택시운전사 /A TAXI DRIVER
実話ベースのエンタメ具合が流石。
原題:PACIFIC RIM UPRISING
合体してもらいたかったな
原題:AVENGERS: INFINITY WAR
シリーズの中でとてもよいとおもう。
"パティ・ケイク$"
原題:PATTI CAKE$
婆ちゃんがよかった
"レディ・プレイヤー・ワン"
原題:READY PLAYER ONE
シャイニングの中に入ら演出はVRならでは。
"港町"
カメラがあることから派生する物語
"ランページ 巨獣大乱闘"
原題:RAMPAGE
白ゴリラとロック様の関係性がいい。
"アイ、トーニャ"
原題:I ,TONYA
今年のベスト3に入るくらい好き
虚実織り交ぜた構成が見事。
ラストのセリフはとてもアツい。
あの襲撃事件自体に関してはバカが忖度するとロクなことがないことのいい例でもある。
"万引き家族"
良心(両親)とはなんぞや?と。
"フロリダ・プロジェクト"
原題:THE FLORIDA PROJECT
現実を突きつけるあのファンタジーは切なすぎる。
"隣る人"
互いに生きやすい環境は家族以外にもある。
"ハナ 奇跡の48日間"
原題:KOREA/AS ONE
(リバイバル上映)
ベタなスポ根コメディ描写も実話ベースの重さで釣り合いがとれてしまい思いっきり落涙させるエンタメ力がすごい
"それから"
原題:THE DAYAFTER
ダメな男の苦悩を描く滑稽さが単なる笑いにならないバランスが絶妙。音楽の使い方がが秀逸。
"女囚さそり 701号 怨み節"
(梶芽衣子特集上映)
トーク・ショーもよかったよ。
梶芽衣子カッコいい
"野良猫ロック セックス・ハンター"
(梶芽衣子特集上映)
かなり挑発的な内容で現在に通じるものもある。
"曽根崎心中"
(梶芽衣子特集上映)
極端な演技の役者陣の中でブレずに力強くじる梶芽衣子のひたむきな狂気が素晴らしく調和してる
"修羅雪姫"
(梶芽衣子特集上映)
劇画的表現が見事映像的な迫力になっている。
"修羅雪姫 怨み恋歌"
(梶芽衣子特集上映)
物語的にも好み。
ラストの原田芳雄と2人での襲撃が最高にカッコいいい!
"動脈列島"
(梶芽衣子特集上映)
キルドーザー事件思い出した、
"最後の切り札"
(橋本忍追悼特集)
佐田啓二の悪党ぷりがいい
"七つの弾丸"
(橋本忍追悼特集)
容赦なく悲劇に落ちてゆく群像描写が見事。
三國連太郎の追い詰められっぷりに汗
"デッドプール2"
原題:DEADPOOL2
1より面白かった
"バタリアン"
原題:The Return of The Living Dead
(リバイバル)
劇場で観れて感無量。
やっぱ面白い。
原題:Baahubali The Beginning
最初からテンション上がる。
僕は前半の方が好き。
"マガディーラー 勇者転生"
原題:Magadheera
見事な伏線回収と展開で劇場が沸いた!
予想以上にすげー面白い。
"バーフバリ 王の凱旋 "
原題:Baahubali 2 The Conclusion
完全版で納得の出来。
"ラジオ・コバニ"
原題:RADIO KOBANI
絶望的ななかでも希望も進行してる
"モリーズ・ゲーム"
原題:Molly's Game
ケビンコスナーの役が絶妙にいい。
シナリオうまい。
原題:Phantom Thread
音楽も素晴らしい
"ビッグハウス"
アメリカの縮図
"藍色大門"
邦題:藍色夏恋
(リバイバル)
邦題がよくない。
青春と言いたくないけど切ないさの余韻がたまらない。
今年ベスト3に入るくらい好き
ひさびさ劇場の空気が楽しくいい感じになった
"ガザの美容室"
原題:Degrade
戦場の中の前ないところにフォーカスを当てた演出はいいとおもう。
"UN BACICO"
邦題:最初で最後のキス
同情させるだけでなく若さ故の危うさをしっかり押さえた演出とファンタジーの組み合わせがいい。切ない。
"バトル・オブ・セクシーズ"
原題:Battle of the Sexes
両者の描き方のバランスが素晴らしい!
"エヴァ"
原題:EVA
作品自体が思わせぶり
"菊とギロチン"
理想のため、生きるための男女の温度差がみえてくる。
"ジュラシック・ワールド 炎の王国"
原題:Jurassic World Fallen Kingdom
ゴシックホラー的に描いても派手なモンスターパニックに飲み込まれてしまうよ。
"ゴースト・ストーリーズ"
原題:Ghost Stories
共は舞台らしいけどそっちの方が良さそう。
"ラ・チャナ"
原題:La Chana
心と体と生きるパワー
"クレイジー・フォー・マウンテン"
原題:Mountain
寝てしまったよ
"沖縄スパイ戦史"
沖縄で起きたことはマジで本土でも起きかねないことであり、それは今に繋がることでもあること知らされる。
他人事ではない、同じ国で起きたことなんだってこと。
"国家主義の誘惑"
原題:Japan,La Tentation Nation aliste
こういう視点で日本を見ることは大切だと思う。
原題:Incledibles 2
前半のアクションは面白い
"ミッション・インポッシブル フォールアウト"
原題:MISSION:IMPOSSIBLE -FALL OUT
このまま、トムクルーズには突っ走っていってもらいたい。
原題:Tully
ヤングアダルトと対になる作品。
現実的なファンタジー
原題:The Next Gurdian
普遍的でもある親子の関係性と子どもの葛藤、でもそこから現在のブータンも見えてくる。
サントラがとてもいい。
"ショック・ウェーブ 爆弾処理班"
原題:Shock Wave
ぶっ飛ぶオチがすごい
"アントマン&ワスプ"
原題:Ant-Man and The Wasp
コメディのノリからアベンジャーズへの重要な伏線も果たしてる構成がいい
原題:Please Stand By
シナリオはいいとおもう
原題:1987 When The Day Comes
実話ベースだけになやらない演出力と脚色で役者陣も素晴らしい。
"ザ・プレデター"
原題:The Predator
怖さはなくなったけどこのくらいメチャクチャにした方が面白い。
"愛と法"
まさにタイトル通り。
喧嘩しつつも仲良しな二人の関係みてると希望が見えてくる。
"イコライザー2"
原題:The Equalizer2
1のほうがよかった
原題:Under The Silver Lake
監督はさぞ楽しかっただろう。
"ごっこ"
千原ジュニアの顔力がグー
"ベノム"
原題:Venom
トム・ハーディのゆるさはよかった。
"ボケますから、よろしくお願いします"
見る側が何を期待するかでかなり見え方は異なるように思う。
"The Witch/魔女"
原題: 마녀 / The Witch: Part 1 - The Subversion
ありがちな設定も演出次第で面白くなる!
"スカイライン 奪還"
原題:Beyond The Skyline
続編としては最高の展開!
"マンディ"
原題:MANDY
劇場でまったり過ごすのに最高。
"ボヘミアンラプソディ"
原題:Bohemian Rapsody
脚色が巧い
"山中傳奇"
(完全版リバイバル)
今年ベスト
"ヘレディタリー 継承"
原題:HEREDITARY
邪悪な家族ドラマ
"궁합(相性)"
邦題:ときめきプリンセス婚活記
面白くなくて残念
"来る"
楽しいホラー。
"メアリーの総て"
原題:Mary Shelley
自分の想像のメアリーとの差異が気になるくらい物足りなさがあった。
"世界で一番ゴッホを描いた男"
原題:中国梵高/Chinese Van Goghs
多分、この年で最も涙してしまった。
"ウインド・リバー"
原題:WIND RIVER
ジェレミー・レナーのよさを再認識した。
"女は二度決断する"
原題:AUS DEM NICHTS
テーマもさることながらカメラワークがいい。
"それだけが、僕の世界"
原題: 그것만이 내 세상
盛りだくさんでご都合でもあるけど消化不良を起こさない見事なバランス。
"恐怖の報酬"
原題:SORCERER
トラック直すシークエンスカッコいい。